3月のアマプラ映画「ブラックホーク・ダウン」

アマプラ月1映画企画、2022年度最後は「ブラックホーク・ダウン」です。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00F4BN64W/ref=atv_dp_share_cu_r

上映時間：2時間24分

グロ：★★
民兵：★★★★
指示系統の面倒くささ：★★★★★

総評：押し寄せる民兵の怖さを知れる話

この映画は何度も見てるんだけど、面白くてまた見ちゃった。
ソマリア内戦でのアメリカ兵の特殊任務を描いた作品。
練度も高く装備も潤沢なアメリカ軍は、正規軍同士の戦争ではおそらく負けないのだろうが、本作品で描かれるソマリア内戦の相手は市街に潜む民兵。
市街地に向けて圧倒的火力で敵を粉砕！…なんてできるわけないので、少数精鋭で作戦に当たる米兵。

「市民への被害を出すな」
「撃たれるまで撃つな」

という命令まで下される米兵の苦労が伺い知れる。

しかも、敵を倒せ！という単純な作戦ではないので、
作戦は複雑、さらに現場で想定外の事態が起き作戦変更…と刻々と変わる状況に、上からの指示を待つ姿が描かれている。
状況が変わっているのに上からの指示が降りてこないのって仕事現場でもあるあるだよな…と共感できる。

そしてなにより押し寄せる民兵の怖さがよく描かれている。
女性や子供も銃一丁だけ持って作戦もなく走ってくる姿が、とても異質で、とても怖い。
そういう人たちを相手にしなければならない米兵の気持ちを思うとぞっとしますね。

結構グロいシーンもあるので苦手な方は注意ですが、
全編通して非常に面白いのでオススメです。