5月のアマプラ映画「帰ってきたヒトラー」
アマプラで月1本の映画を見るやつ、5月は「帰ってきたヒトラー」です。
GW中にもう一本見てブログ書いておく、これが電撃戦。
上映時間：1時間55分
コメディ：★★
時事問題：★★★
社会風刺：★★★★
総評：タイムスリップ/異世界転生ものと見せかけた世にも奇妙な物語
前から見たかった映画なので見た。
第二次大戦末期のヒトラーが現代ドイツにタイムスリップ、戦後70年経って人々の生活や世界情勢が変わってしまった世界で”総統”はどう見られるのか、という話。
ヒトラーが現代のドイツ国内を歩いて人々の話を聞くシーンがもの凄くリアリティがあるな…と思ったら、撮影ではヒトラー役の役者が一般市民と実際にアドリブで会話したというから納得。
単なる映画とは思えないほどの、生々しい市民の反応がとても面白いです。
時事問題を取り扱った作品ってその時に見るのが一番ホットで良い。
この作品は公開から5年以上経ち、時事問題は若干変わりつつはあるけれど、幸い(?)なことに今の世の中でも人々の不安や不満は解消されていないので、古臭さは全然感じないです。
コメディ要素もふんだんに盛り込まれており、政治がテーマの重苦しい社会風刺映画という印象はまったく受けないので、誰にでもおすすめできます。
ただ、戦時中と今のドイツに関する知識は前提知識として持っていたほうが楽しめると思います。
